【実体験】生活保護受給者による迷惑行為でマンションを退居した(1)

私は、近隣住民である生活保護受給者の迷惑行為を受けて1年間居住したマンションを瞬く間に退去することとなった。

これは、初めてクレームを受けた日から退去するまでの1ヶ月間の記録である。

全ては新型コロナから始まった

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私が転職で田舎から出てきたのは2019年の3月だ。新卒で入社した地方ゼネコンを2年半で退職し、念願の都会で引き続き経理の仕事ができると希望に満ち溢れていた。

仕事にも慣れ、これからバリバリと働くぞと意気込んでいた私に軽機が訪れたのは、入社から1年を過ぎた2020年3月。

そう、この記事を執筆している2020年6月の今もなお、完全収束に日本がもがき苦しんでいる新型コロナウイルスである。

私の勤めている会社もそれなりの従業員を抱え、人口密度の高い部署も数多くあったために、感染拡大を防ぐためにテレワークへと切り替えをせざるを得なくなった。

私としては、会社のPCを遠隔で操作するシステムの不備に不満あった一方で、通勤時間が0になることと、勤務時間中に家事ができたり、音楽が聴けたりと自分のペースで仕事を進められるテレワークに対して大きな不自由は感じなかった。

ただ、この時点では全く気付いていなかった。この新型コロナウイルスに起因するテレワークこそが、マンション退居の第一歩であったということに。

2020年4月30日木曜日:クレーマーとの初顔合わせ

GW直前のこの日がクレーマーとの出会いだった。

週3の頻度で通っていたジムが緊急事態宣言の影響で休館して以来、体が鈍らないように私は筋トレとランニングを継続していた。

それは、在宅勤務が終了し、ランニング前の筋トレをしている時で(30秒をiphoneで計りながら)、確か18時30分頃。

 

ピンポーン。

 

それはエントランスからではなく、私の部屋からのインターフォンの音だった。

扉を開けると、小太りの中年の女性(以下ミチコ:顔が清水ミチコ似の為)がおり、彼女は1年前から足音や扉を閉める音に悩まされていると言い、自覚はあるのかと私に問うた。

在宅勤務で部屋の時間が増えており生活音が増えているとはいえ、ドタドタと歩いたり、勢いよく扉を閉めたりはしていない為、そのようなことをしている自覚はない。

なるほど、だったら隣の住人かもしれないと納得したように彼女は答えると退散した。

たしか10分ぐらいの出来事だったと記憶している。

考察:品定めの日

この日は彼女にとって品定めの日だったと、私は推測する。

なぜなら彼女は私の部屋の前入居者にも生活音を注意に行ったのだが、逆に注意されてしまったという経緯があるためである。(退居直前に管理人に聞いた話)

同じ失敗をしない為にも、また逆に注意してくる人ではないかと警戒心がありながらも、注意してもいい人間か否か、要するに自分が主導権を握れる人間かを判断するために来たのではないかと、その時を振り返って思う。

そして、大人しい私に対して、強めに出ても大丈夫だとこの日に判断したのだろう。

2020年5月8日金曜日:クレーマーが片鱗を覗かさせた日

GW終了間際のこの日、筋トレを済ませて走りに出ようと思った時に、またクレーマーが来た。

これまた、筋トレをしていた時で19時くらいだった記憶。

 

ドンドン(ドアを叩く音)

 

 

ピンポーン!ピンポーン!

 

 

「はやく出てこい!!」

 

 

ドアを開けると威圧的な表情をしたミチコがそこにおり、マスクしてから出てこいと。

マスクをして出ると、開口一番、自分が悩まされてきた生活音がお前の部屋からのだと分かっていて前回は聞きに来たと。

このマンションは音が漏れやすい構造になっている。これは1級建築士に確認してもらったから間違いないんだ。

自分はお前の生活音に1年間悩まされてきた。

だから謝罪しろと。

私は反射的に謝罪し、気を付けるようにすると伝えた。

そして、私は生活音を出してしまう理由として、最上階であるが故に上層階の音がどれだけ下層階へ響くかがわからないということを諭すように伝えた。

すると、先ほどの剣幕が嘘のように表情が和らぎ、それは仕方ないことだと納得し、これから不要不急の買い物へ行ってくると冗談を残して、去っていった。

考察:ミチコはクレーマー

私は、この日にミチコがクレーマーであるということを認識した。

なぜなら、見知らぬ赤の他人に対して謝罪を強要する人なんて正直言ってまともではないからだ。

これはあくまで私の主観であるが、謝罪というのは自分が他人に悪いことをしたと気づいたうえで自主的に行うから意味があるのであって、他人から指示されてすべき行為ではないし、謝罪に限らず人にやらされることなんて上辺だけで、中身なんてものはない。

また、通常、マンションの住民間の問題というのはまずは管理会社を通して、相手に注意してもらうようにと不動産屋から入居前に案内されたことも思い出した。

理由は、トラブルが大きくなり警察沙汰になりマンションの不評が広まり居住者数に影響が出ることは管理会社としては死活問題になりうるため、まずはマンション内で問題解決に努めるからであるとのこと。

そして、今振り返ってみて、反省している点が、反射的に謝罪してしまったことである。

なぜなら、この時に上(ミチコ)下(私)関係が確定してしまったからだ。

これが後々の過激行為に繋がったと私は自覚している。

クレームを受けた原因である筋トレの時間を計るiphoneのアラームは少しうるさかったと私自身の不注意に関しては改善しなければならないとは思いつつも、私はこの日から転居を検討し始めていた。

なぜなら問題が大きくなることを危惧したことと、以前から会社への通勤の乗換で生じる無駄な時間が煩わしく乗換を減らしたいと思っていたからである。

2020年5月10日日曜日:クレーマーに関する独自検証

前回のクレーム時に気になったことが下記に記述した2点である。

  1. このマンションの構造には下層階へ音が響きやすいという欠陥がある
  2. ミチコはこのマンションで他にトラブルを起こしていないか?

この2点に関しては彼女の言うことを鵜呑みにするのは危険だと思ったので、独自に調査することにした。

なぜなら、誰しもが自分の立場を正当化する発言(ポジショントーク)をしてしまうことがあるために、別の立場の人の話を聞いたうえで、両者を比較して発言の正否を判断する必要があると判断したためである。

これは、滝本哲史さんの書籍(武器としての決断志向_6時間目:武器としての「情報収集術」)で学んだことである。

このポジショントークについては私も気をつけている。誰しも、自分が考えているもしくは思っていることは正しいと思いがちだが、他人の意見に耳を傾けられなくなると物事の本質が見えなくなってくるためである。

①マンションの構造についての検証

ミチコが主張していたマンションの音漏れに関する構造不良については、築10年の鉄筋コンクリート造であるにもかかわらずそんな欠陥があるのかが気になった。

その為、私の居住地方近辺の現場でマンションの現場で施工管理を担当している前職のゼネコンの同期に見てもらうことにした。

部屋内のいろいろな箇所をノックしたりして調べてもらった結果、大きな欠陥は見当たらず、標準的なマンションと同等の構造との判定を受けた。

扉の閉まる音についても指摘されていたので、玄関のドアも確認してもらったところ、多少ボルトが緩いものの、金具の交換等が早急に必要な程度ではなく、ただの経年劣化であるとのことだった。

果たして、本当に1級建築士に確かめてもらったのだろうか?

正直なところ怪しいと思った。

②当マンションでの他のトラブルについての検証

もう1点気がかりなことがあった。

それは、もし仮に彼女の言う通りマンションの構造不良で、音が漏れやすい造りとなっているのであれば、他にもトラブルがあるのではないかという点である。

そこで、マンションに駐在している管理人に聞いたところ、発覚した事実が以下の通り。

  1. 当マンションで騒音トラブルが起きたことは管理人の記憶上ほとんどない。
  2. ミチコは生活保護受給者。
  3. ミチコは他の住人とも何度かトラブルを起こし、隣人を1人追い出した前科持ちで、当マンション指折りの迷惑住人で地元警察でも名の知れた人。
  4. 管理会社はマンションで起きるトラブルの多くにミチコがかかわっていることを認識していながらも、彼女の存在に目をつむり問題を放置し続けている。

管理人が口を開けば、出るわ出るわ悪評の嵐。

そして、当マンションで一番退去してほしい居住者であることは間違いないと彼は最後に結んだ。

ここまでの過程はまだまだ序章に過ぎない

次の物件探しをしなければとの私の考えとは裏腹に、当の不動産屋は緊急事態宣言下で連休中は軒並み営業を停止していた為、GW明けの土日に不動産屋に行けばいいかな、という程度にしか考えていなかった。

この2週間で少しすつ違和感を感じ始めてはいたものの、まだ私は本当気づいていなかった。

ここまでの過程が序章に過ぎないことを。

 

つづく。

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16卒_経理オンリー_ゼネコン2年半勤務退職(定年間近の上司と反りが合わず)→無職で転職活動(3ヶ月)→メーカ勤務(現在進行形)/元マラソンランナー フルマラソン3:15:12/自身の経験を元に、価値のある情報提供をして、見知らぬ誰かの為になればと思って発信します。